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大和茶とは

大和茶は、大同元年(806年)に弘法大師が唐より茶の種子を持ち帰り、これを現在の宇陀郡榛原町赤埴に播種してその製法が伝えられました。その際持ち帰った茶臼は赤埴の仏隆寺に現在も保存されており、茶の実もまた同境内に「苔の園」として保存され、これが「大和茶」の初めとも言われております。奈良は仏教史跡、寺院も多く、仏教との関係で茶も広まり、一方ではヤマチャも諸所にあり、それなりに利用されたとされています。わが国ではじめてお茶がお供えられたのは、天平元年(729年)のこと、聖武天皇の時代の記録に、「宮中に僧を召して茶を賜った」(公事根源より)と記されているのが最初であると言われています。
奈良では良質な茶の栽培には冷涼な気候が適していることから、大和高原がその条件を満たしており、古くから茶の栽培がされてきました。大和茶の中でも田原地区で育てられたお茶は「田原茶」とも呼ばれており、中尾農園の田原茶はフランスや中東にあるオマーンやタイのバンコクといった外国人にも人気のお茶でもあります。

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